総合的な探究の時間 天売島森林再生プロジェクトに参加しました


 4月28日から29日にかけて、天売島ゼミの生徒で天売島森林再生プロジェクトに参加しました。

 このプロジェクトでは、北海道大学の学生やSBFと協力し、200本近くの苗木を植樹しました。かつて天売島に自生していた樹木は不明なため、類似の環境を持つ焼尻島に自生する種類の苗木を選定したとのことです。植えた苗木がすべて順調に育つとは限らず、ネズミによる食害や土壌流出などが原因で生育不良となる場合もあるそうです。しかし、長年の地道な取り組みによって森林は少しずつ再生に向かっており、今では間伐などの手入れも行われています。

 また、天売島に住む人々やプロジェクト関係者との交流会も設けられ、自然環境以外に天売島が抱える課題や、それに対する取り組みについてお話を伺うことができました。この経験は、今後の総合的な探究学習を進めるにあたり、生徒自身に何ができるのかを改めて考える貴重な機会となりました。

 2日目は残念ながら悪天候に見舞われ、ほとんど活動できませんでしたが、生徒からは「もう一泊したかった」という声も聞かれるほど、今回の活動は楽しく、そして実り多いものとなりました。