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羽高ニュース

4月26日(土)授業参観・PTA総会 ご来校ありがとうございました。

 4月26日(土)に授業参観並びにPTA総会を実施いたしましたところ、多くの保護者の皆様にご来校いただき、誠にありがとうございました。

 授業参観では、子どもたちが日頃学習に取り組む様子を間近でご覧いただけたことと思います。特に、本校がDXハイスクールとして指定を受けて整備したDXルームにて3Dプリンターを活用した授業や、多くの授業でタブレット端末を積極的に活用している様子をご覧いただき、本校の特色をご理解いただけたと思います。今後も、ICT機器を効果的に活用することで、より質の高い教育活動を展開できるよう努めてまいります。

 授業参観後のPTA総会にも、多くの保護者の皆様にご出席いただきありがとうございました。皆様のご協力のおかげで、議案審議は滞りなく終了いたしました。今年度より、PTA活動の方針を見直し、新たな体制で活動を開始することにもご承認いただきましたこと、重ねて感謝申し上げます。詳細につきましては、Classiにて資料を配信しておりますので、ご確認いただければ幸いです。

 今後ともPTA活動を通して、保護者の皆様と教職員との繋がりをより一層深め、子どもたちの成長と学校運営にご支援ご協力いただけますようお願い申し上げます。

 最後になりましたが、お忙しい中、また貴重な休日にご来校いただきましたこと、改めて感謝申し上げます。

総合的な探究の時間 天売島森林再生プロジェクトに参加しました


 4月28日から29日にかけて、天売島ゼミの生徒で天売島森林再生プロジェクトに参加しました。

 このプロジェクトでは、北海道大学の学生やSBFと協力し、200本近くの苗木を植樹しました。かつて天売島に自生していた樹木は不明なため、類似の環境を持つ焼尻島に自生する種類の苗木を選定したとのことです。植えた苗木がすべて順調に育つとは限らず、ネズミによる食害や土壌流出などが原因で生育不良となる場合もあるそうです。しかし、長年の地道な取り組みによって森林は少しずつ再生に向かっており、今では間伐などの手入れも行われています。

 また、天売島に住む人々やプロジェクト関係者との交流会も設けられ、自然環境以外に天売島が抱える課題や、それに対する取り組みについてお話を伺うことができました。この経験は、今後の総合的な探究学習を進めるにあたり、生徒自身に何ができるのかを改めて考える貴重な機会となりました。

 2日目は残念ながら悪天候に見舞われ、ほとんど活動できませんでしたが、生徒からは「もう一泊したかった」という声も聞かれるほど、今回の活動は楽しく、そして実り多いものとなりました。

R7 壮行会の実施について

本日、5月2日(金)に運動系の部活動の壮行会を行いました。今回、激励をしたのは野球部、ラグビー部、卓球部、ソフトテニス部、陸上部、バスケ部でした。各部活動の部長が出場予定の大会やその意気込みなど語ってくれました。どの部活も高体連の大会を控えており、日々練習に励んでいます。
練習の成果を発揮し、生徒の皆さんが悔いなく大会を終えられることを祈っています。

 

総合的な探究の時間(1学年) 環境事業講話

 4月24日(木)6校時に環境省羽幌自然保護官(レンジャー)の市川様をお招きして、自然保護官の仕事や主に天売島における海鳥の現状について講話をいただきました。

 環境省自然保護官の仕事は、繁殖地のモニタリングや海鳥の天敵に対する対策だけでなく、海鳥に関わる人々との協力を得て、啓発活動も行うなどの業務に関する説明がありました。次に天売島が多数の海鳥が繁殖する日本でも希少な繁殖地であり、春に交尾・繁殖、夏に雛の巣立ち、秋冬は南下して越冬し、春にまた天売に戻ってくるというライフサイクルがあるという説明がありました。海鳥の保護に関しては、森林の再生プロジェクトを、他団体の協力を得て行っているという報告がありました。

 講演後、生徒から「天売島が焼尻島よりも海鳥が多いのはなぜか」という質問がありましたが、天売島の方が標高が高く、飛ぶことが得意ではない海鳥の雛にとって滞空時間が長く、より安全な繁殖に適しているためというお答えをいただきました。合わせて、高度の高い断崖に巣を作ることができ、天敵の侵入が焼尻島に比べ容易ではないという説明もありました。

 また、「自然保護官としてのやりがいは何か」という質問には、鳥たちのライフサイクルに関わる喜びがあるというお答えをいただきました。

 「オロロン鳥(ウミガラス)に注目が集まるのはなぜか」という質問に対しては、絶滅危惧種に指定されており、現在122羽まで回復しているとはいえ、何かあると一気に数を減らしかねない希少な個体群が人々の関心を引き、古くから「オロロン」の名称がつく名産品や地名などがあるからではないかとお答えをいただきました。

 

<講話の様子>